ムコ多糖を摂ることで“ムコ多糖症”になってしまうことはありますか?

時折、ニュースなどで“ムコ多糖症”という病気が取り上げられることがあります。
また、「ムコ多糖というものをご存知ですか?」という質問をした際に
「聞いたことがありますよ。病気の名前ですよね」と、お答えになる方もいらっしゃいます。
インターネットで調べると、ムコ多糖そのものよりも、こちらの病気の情報がたくさん表示されるため、そのように勘違いされる方もいらっしゃるようです。
ムコ多糖は身体の中の細胞が代謝を行う際になくてはならない物質ですが、そこで役割を終えたムコ多糖は、酵素によって分解されることで身体の機能が維持されています。ムコ多糖症とは、この酵素を生まれつき作ることができないことで生じる病気です。この酵素が細胞内のリソソーム(lysosome; ライソソーム)と言う器官で作られているため“リソソーム病”とも呼ばれます。
ですから、成人になってから発症することはなく、また、ムコ多糖を摂取することで発症してしまったり、発症のリスクが上がったりすることはありませんのでご安心ください。