魚をたくさん食べ、オリーブオイルを適量とる

日本人の長寿の要因として、“魚をたくさん食べる”ということがあります。そして、日本人と同様に長寿なのがギリシャのクレタ島の人たちです。ギリシャ全体ではそれほど長寿ではないのに、クレタ島は日本人並に長生きしています。

その理由を調査したところ、やはりクレタ島でもたくさんの魚を食べていることがわかりました。魚をたくさん食べる人は、アルツハイマー病の発症率が少ないとか、動脈硬化になりにくいというデータもあります。これは魚からとれる不飽和脂肪酸が身体に良いとされるためです。不飽和脂肪酸は身体の中で固まりにくく、液体状で血液中の中性脂肪やコレステロール値を調節する働きがあります。

そして、魚に加えてクレタ島では“オリーブオイル”をたくさんとっています。オリーブオイルにも不飽和脂肪酸がたくさん含まれており、長寿の要素として大いに関係があるのかもしれません。日本でもオリーブオイルがずいぶんと使われるようになってきました。そのきっかけを作ったのは、先頃、105歳で亡くなられた日野原重明先生かもしれません。

日野原先生は、亡くなる直前まで元気に講演をして全国をまわっており、執筆活動もされていました。誰もが、“ああいうふうに元気で長生きできればいいな”と思えるような方でした。その日野原先生が、毎朝、ジュースにオリーブオイルを混ぜて飲んでいたり、大さじ一杯をそのまま飲んでおられたということが、雑誌や著書に書かれています。その影響で、日本人の多くの人がオリーブオイルを使うようになったと思われます。

オリーブオイルには、不飽和脂肪酸の一種であるオレイン酸やビタミンA、Cなど、美容や健康にいい成分が含まれています。日野原先生のように、毎朝、大さじ一杯を飲むというのは美容にも健康にもいいことは間違いありません。そのままだと飲めないという人は、ジュースやヨーグルト、スープなどに混ぜて摂るといいと思います。

基本はムコ多糖を摂って身体の中をみずみずしく保ち、栄養素を全身に隈なく届けられる状態を作ることです。そして、毎日の食生活の中で、魚をたくさん食べるようにし、オリーブオイルを適量とるようにすれば、クレタ島の人以上に健康長寿でいられる可能性があります。 食生活だけでなく、元気で長生きしている人がどんな生活をしているのかを調べて、それを上手に取り入れていくのも健康に生きるための大切なポイントです。もっとも健康法は山ほどありますので、全部を取り入れるのは無理ですが、自分に合ったものをチョイスして、健康生活に役立ててください。